懐かしい民話を 米子弁交え口演 米子高放送部員が紙芝居

 米子市橋本の米子高放送部員2人が4日、地元の成実公民館(同市石井)の地域住民を対象にした「ふれあい大学」に招かれ、米子の民話を題材にした紙芝居を口演した。

 ふれあい大学(年8回)の家庭教育講座で、紙芝居は「とうないぎつね」と「加茂川の河童(かっぱ)」の2話が口演された。このうち「とうないぎつね」は同校まんが研究部が市民グループの「伯耆・伝承隊」と協力して制作。今年1月、市文化ホールで放送部員によって一般にお披露目された。

 この日は、同部部長で3年の広田もえさん(18)と2年の中野晴彦さん(17)が紙芝居を演じた。「しちゃあけん」「ごしぇ」などと米子弁を交えた口演に、約30人の受講生は温かい拍手を送った。60代女性は「感情豊かだった。紙芝居は見る機会がなく、小さい頃を思い出した」と喜んだ。

 同館は紙芝居を子どもたちにも親しんでもらおうと、秋の公民館祭への出演も依頼。部員らは「活動の場が広がってうれしい」と話した。

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