“東郷梨”食卓へ 順調に生育 待望の出荷

 鳥取県特産の二十世紀梨の出荷が21日、始まった。県内最大産地で“東郷梨”と言われる二十世紀梨を出荷する鳥取県湯梨浜町中興寺のJA鳥取中央東郷梨選果場では盛大にセレモニーが開かれ、梨シーズン本番を迎えた。この日は約7千ケース(1ケース10キロ)、約70トンを関西や関東などへ出荷。22日の初競り後、鳥取を代表する秋の味覚が全国の店頭に並ぶ。

 今年は大きな自然災害がなく順調に生育し、糖度、大きさ、みずみずしい肌色と3拍子そろった出来栄えとなった。セレモニーで、宮脇正道町長が「町の誇りである二十世紀梨をしっかり全国に届けていきたい」とあいさつ。同JAの上本武組合長らとテープカットをして、トラックを見送った。

 同町と北栄町の生産者でつくる東郷果実部の寺地政明部長(67)は「糖度は11・3度と申し分なく、食べがいのある梨に仕上がっている」とアピールした。

 同選果場での二十世紀梨の出荷は9月12日まで。今年は1250トンを出荷し、販売金額6億5750万円を見込む。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事