岩美町の空気をキャンバスに 画家の柴田さんライブペイント

 9月2日に開幕する第14回岩美現代美術展(実行委主催)を前に、出展する大阪市出身の抽象画家、柴田知佳子さんが26日、岩美町中央公民館で出展作品の制作活動の様子を一般に公開した。

 同美術展に合わせた取り組みの一環で、絵を描く過程を見せる「ライブペイント」は初の試み。柴田さんは18日から岩美町入りし、創作意欲を膨らませた。「風土や地域の文化を踏まえ、岩美町の空気を閉じ込めたい」と、縦2メートル、横4・5メートルのキャンバスに筆や素手で緑色や青色の画材を使って描いた。

 時には椅子の上に登って全体のバランスやデザインを見ながら、頭を悩ますことも。「自分なら次はこう描くなど考えてもらい、作品を作り上げる過程を共有できたら」と話した。

 制作活動は27日午後1時からも公開される。

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