色とりどり 個性光る125点 鹿野第二かちみ園作品展

 鹿野第二かちみ園(鳥取市鹿野町寺内)利用者による「いろどりアート展」が、同市のとりぎん文化会館で開かれている。約30人が日々の活動の中で制作した作品計125点を披露した。9月1日まで。

 同園は、県の障がい者アート活動支援事業を受け、積極的に創作活動に取り組んでいる。今展には書道35点、立体造形作品47点、絵画43点を出展。主にアート活動を行う「いろどり班」のメンバー全員が手形を押して巨大な木を表した「にかちの木」をはじめ、個性豊かな力作が並ぶ。

 梅田佳輝さんと河口智浩さんは、英字新聞や包装紙を使って恐竜のオブジェを制作。浜辺美佳さんは、淡く色付けした綿の雲にカラフルなてるてる坊主をつるして「晴れ」を表現し、気候変動や大雨による被害の収束を願った。書作品では、田中まゆみさんが大筆で大胆に書き上げた「和」などが展示されている。

 藤崎慎一園長は「作品を通して、作者と見る人双方向に喜びや感動を与え合えたら」と語った。

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