天照鵬関の飛躍願い 出身高・鳥取城北 化粧まわし完成

 大相撲で新十両に昇進した鳥取城北高出身の天照鵬関(20)=本名向中野真豪、三重県出身、宮城野部屋=に贈られる化粧まわしが完成し、同校が31日、披露した。一層の飛躍を願い、鳥取県東部を中心に伝わる国重要無形民俗文化財「麒麟(きりん)獅子舞」をモチーフとしている。秋場所(9月10日初日・両国国技館)の土俵入りで使われる。

 天照鵬関は鳥取西中3年時に全国都道府県選手権の個人無差別級で優勝を飾り、全国中学校体育大会では個人3位に輝いた。高校時代は1年時から団体のレギュラーとして活躍。2019年には同校が国体など高校生の全国主要7大会のうち4大会を制する原動力となった。

 同校の出身力士に贈る化粧まわしは18本目。現在のデザインになってからは5本目となる。相撲部総監督を務める石浦外喜義校長は天照鵬関について「優しい性格だが、土俵に上がれば向かっていく。稽古の熱心さは部屋でも一番と聞いている」とたたえた上で「素晴らしいしこ名とともに舞い上がってほしい」と期待を寄せた。

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