栄養満点のシカ肉そぼろ丼好評 若桜学園生徒と飲食店「ふる~る」開発

 若桜町浅井の若桜学園の9年生3人と同町内の飲食店「ふる~る」(鈴木正明代表)がタッグを組んで、シカ肉を使った「そぼろ丼」を共同開発した。8月末から同店で新メニューとして販売しており、生徒らは「栄養価が高くておいしく、食べやすい」と自信を見せる。

 数人の班ごとに取り組む9年生の総合授業「若桜まちおこしプロジェクト」の一環で、ジビエ活用に取り組む青木一馬さん(15)と平家伸悟さん(15)、谷口真和さん(14)が構想を練ってきた。

 シカ肉独特の香りが苦手な人でも食べられるように、学校やそれぞれの自宅でシカ肉のおにぎりやミートボールなどの調理に挑戦し、細かく刻んだり、下味を付けたりと工夫を重ねてきた。中でも比較的、香りの少なかったそぼろ丼に着目し、町内でジビエ料理を提供している同店に新メニューとして提案した。

 平家さんは「肉だからガッツリ系と思いきや、臭みもなくサラサラとかき込んでしまうほど食べやすい。ご飯と混ぜて食べるとよりおいしい」とPRする。

 同店では、800円(みそ汁付き)で提供しており、好評を博している。鈴木代表は「自分たちの力で形にしたものを提案してくれたのがすごい。この開発を機に生徒たちに自信をつけてもらいたい」と中学生らとのタッグを喜んだ。

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