漫画が子育て世代から支持 人気インスタグラマー「つむぱぱ」さん(米子出身) 目指すは「令和のサザエさん」

  • 小さな子どもと過ごせる時間が限られていることを意識したとき、一番幸せを実感するというつむぱぱさん=7日、東京都内
  • 漫画は娘の「つむぎちゃん」、息子「なおくん」、つむぱぱさん、妻、猫の「はじめさん」が主な登場人物
  • 漫画の一こま。娘の「つむぎちゃん」と息子「なおくん」の無邪気な言動が見どころ

 人気インスタグラマーの「つむぱぱ」さん=東京都在住=は米子市出身だ。子どもたちの無邪気な言動や心温まるエピソードをほのぼのとした筆致の漫画で発信しており、フォロワー数は75万人を超えている。本名、年齢、素顔が全て非公表と、謎に包まれたつむぱぱさんの人となりに迫った。

 自主性を尊重してくれる母と自由奔放な父の間に生まれたつむぱぱさん。中学、高校時代はバスケットボールに熱中した。

 高2の時、バスケ部の部長に就任。全国を目指して練習に励んでいたが、数カ月後、ふとこんな思いが湧いた。「バスケって将来食っていけるんだっけ」。当時はまだプロリーグがない時代。今、打ち込んでいることが自身の将来につながっていない不安を感じた。

 悩んだ末、大好きな絵を仕事にしようと思い立ち、美大進学を決心。両親からは「絶対浪人しない」という条件付きで美大受験の許しを得た。現役で美大に合格するにはどうすればいいかを高校の美術教師に相談。つむぱぱさんの熱意を感じた美術教師はこう助言した。「明日、バスケ部を辞めるって言いなさい」。

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