ウサギづくしの一日を 来月7日、八頭でイベント グッズや「うさりんご」も

 八頭町西谷の船岡竹林公園で10月7日、鳥取県内のウサギグッズを集め、ウサギにちなんだトークショーなどを繰り広げる“ウサギづくし”のイベント「うさのわ」が開かれる。同町に伝わる「八頭の白兎伝説」で地域振興に取り組む地元有志・やずうさぎプロジェクト(福本揚子代表)が卯(う)年にちなんで企画。「八頭町をPRするイベントにしたい」と張り切っている。

 イベントには、兎ツ兎(トツト)ワイナリー(鳥取市国府町麻生)やパン製造販売のラパン・ブラン(鳥取市白兎)など、ウサギをモチーフにした食品やグッズを手がける県内事業者20店舗が出店予定。また、ウサギの専門医として知られる鳥取動物病院(同市秋里)の加藤郁院長が、愛好家らに飼い方をアドバイスする。

 ウサギのエンブレムで女性人気の高いスズキの軽乗用車「ラパン」のファンミーティングも同時開催する予定で、現在参加者を募集している。

 「うさのわ」を企画した八頭町地域おこし協力隊隊員の中村聡志さん(39)は、「古事記の白兎伝説がある鳥取県は、全国のウサギ好きにも知られていないものがたくさんあるはず」と話し、「もうひとつの白兎伝説が残る八頭町は『うさぎのまち』と堂々と言える。これを生かさない手はない」と企画理由を語る。

 プロジェクトメンバーは9月7日に同町徳丸の八東フルーツ観光園に集まり、イベント当日に会場で販売する「うさりんご」の仕込み作業を行った。日光を浴びて濃い赤色になる品種「秋映」に、2匹のウサギが向き合う「うさのわ」のメインアートをかたどった遮光シールを貼った。光が遮られた部分が模様として残るという。

 中村さんは「地元の皆さんにも応援してもらっているので、できる限りの準備をして成功させたい」と話している。

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