【ネットオリジナル】〈デジタルアーカイブ あの日 あの時〉NPO法人サカズキネット“関西連携”(2015年) 商店街振興学び、県中部の食アピール

  • 大阪市阿倍野区の文の里商店街を視察したサカズキネットの会員=2015年9月5日
  • 文の里商店街の漬物店のポスター=2015年9月5日、大阪市
  • サカズキネットが大阪行きを決めたことを伝える日本海新聞(2015年8月22日)
  • サカズキネットの大阪での商店街視察などを報じる日本海新聞(2015年9月8日)

 【概要】「サカズキネット」―。ユニークな団体名だ。盃(さかずき)を交わしながら議論し、地域のために行動を起こすということか。中国や鳥取県中部での植林活動などに汗を流してきたNPOが8年前、大阪の商店街を視察し、飲食店に県中部の食材を持ち込んでPR活動した。関西との連携―。会員は何を吸収したのか。

 サカズキネットは1995年3月、鳥取県中部の経済人ら約40人で発足した。2002年9月18日、NPO法人としての認証を受ける。

 会員は倉吉商工会議所青年部OBが中心だが、その成り立ちも団体名同様、ユニークである。

 倉吉市選出県議の杉根修氏=故人=と懇意にする会社役員の道祖尾孝康氏=同=、里見泰男氏(前会長)、清水雅文氏(現会長)らが、新しい組織を模索した。ただし、単にまちづくりイベントを行うのではなく、地域の将来に直結する政治や経済にもの申すことができる〝強さ〟を持った団体を目指した。

 なぜ、そのようなことを求めたのか。

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