今までにない世界表現 倉吉で計羽さん版画展

 倉吉市西岩倉町の計羽孝之さん(82)の版画展が、同市住吉町の市文化活動センターリフレギャラリーで開かれている。個性的な木版画やジグレー19点が並び、訪れた人の目を引いている。29日まで。

 今展では、1976年以降に制作した作品を展示。「感じやすい三角形」シリーズは、人間のマイナーなものへの感じやすさを三角形で表現した。ウクライナの悲しみを表した作品は、背景に枯れたヒマワリを配し、三角形や、赤や黒の丸などをちりばめた。

 「祈る」(17年)はミュージカルの中の能のシーンをイメージした作品。このほか、一部の作品の版木や下絵なども並んでいる。計羽さんは「美術は今までになかった美の世界を広げる活動と考え、誰とも違う版画を作っている」と話し、来場を呼びかけた。

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