更生施設に仏像を寄贈 倉仏

 罪を犯した人の社会復帰を支える鳥取県更生保護給産会(鳥取市行徳3丁目、霜村哲男理事長)が、仏壇仏具製造販売業の倉仏(倉吉市山根、吉田陽一社長)から仏像の寄贈を受けた。

 給産会は5月8日に新施設の運用を始めたばかりで、霜村理事長は「この仏像が入り、いよいよスタートだ。仏の面を思い浮かべて入所者に接していきたい」と話した。

 倉仏によると、仏像は高さ36センチの「遍照菩薩(ぼさつ)」。漆を塗り、金箔(きんぱく)を貼るなどして製造に3カ月要した。吉田社長は「(入所者の)心を落ち着かせるものになれば」との思いを込めたという。

 給産会の入所者は17人。静養室に安置された仏像は、入所者の「寄る辺」(霜村理事長)となる。

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