鳥取県議会の議員有志でつくるゴルフ同好会の会費230万円を、米子市選出の松田正県議(3期、無所属)が着服した上で私的流用していた問題は、近く同好会として刑事告訴に踏み切るかどうかの判断が下される。松田氏を除く会員議員全13人に、どのように決着を図るべきか考えを聞いた。
25日夕、同好会に所属していた県議らによる会合が開かれ、会費などの決算確定案と各会員への返還額が示され、同意を得た。
この会合で、今後の対応について意見を述べたのは5人。真っ先に手を挙げた福浜隆宏議員は「既に報道で社会的制裁を受けた。個人的に同好会としては(刑事告訴を)控えてほしい」と嘆願した。内田隆嗣議員も同調し「告訴はしたくないと強く思う。告訴の場合は(会員として)名を連ねない」と強調した。