米子市出身の落語家、立川らく人さんが9月30日、伯耆町で「はじめての寄席」を開催し、子どもたちに落語の面白さを伝えた。
NHK番組「日本語で遊ぼう」で落語に興味を持つ子どもが増えている。帰省中のらく人さんが、生の落語を楽しんでもらおうと企画し、小学生ら25人が参加した。
JR岸本駅前の雑貨屋「かど」を会場にして、らく人さんは落語「寿限無」「まんじゅうこわい」を披露した。初めて生の落語を楽しんだ子どもたちは、そばをすすったり、まんじゅうを食べる落語のしぐさも教わった。
らく人さんは「こちらの想像以上に楽しんで聞いてくれて良かった」と手応えを語り、磯崎なずなさん(大山西小1年)は「まんじゅうを『こわい、こわい』と言いながら食べるところが面白かった」と喜んでいた。
らく人さんの里帰り落語会は5日午後7時から、米子コンベンションセンターで開かれる。前売り1200円(当日300円増し)。