鳥取しゃんしゃん祭2700人が一斉傘踊り 一糸乱れぬ踊りを披露

 鳥取市の夏の風物詩「第60回鳥取しゃんしゃん祭」(同祭振興会主催)の呼び物・一斉傘踊りが14日、若桜街道など中心市街地で繰り広げられた。今年は60回目の節目で、昨年より15連多い97連、約2700人の踊り子が参加。踊り子らは優美な舞いを披露し、「しゃんしゃん」と鈴の音を街中に響かせた。

 

 鳥取市内はこの日も最高気温が35度を超える猛暑日となった。今年も熱中症対策などのため、踊りは例年より2時間半遅い午後6時半にスタート。また、「鳥取しゃんしゃん傘踊り」「きなんせ節」「平成鳥取音頭」「しゃんしゃんしゃんぐりら」の4曲の踊りが終わるごとの休憩時間を5分延長するなどの暑さ対策も取られた。

 踊り子たちは沿道の観衆を前に一糸乱れぬ踊りを披露。見物客らは暑さを吹き飛ばす涼やかな鈴の音と踊りを眺め、鳥取の夏の風物詩を楽しんだ。

 同祭を締めくくる「第71回市民納涼花火大会」は15日、千代河原市民スポーツ広場で5年ぶりに開かれる。

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