【ネットオリジナル】〈デジタルアーカイブ あの日 あの時〉小林繁投手「追悼展」(2010年) 「空白の一日」で阪神へ…悲劇のヒーローに

  • 対巨人戦で力投する阪神・小林繁投手=1979年5月、後楽園球場
  • 高校3年次の小林繁投手を紹介、活躍を伝える日本海新聞記事(1970年)
  • 高校時代の野球部関係者らによる「小林繁さんをしのぶ会」=2010年2月28日、琴浦町
  • 小林繁投手のゆかりの品々を集めた「追悼展」=2010年3月13日
  • 展示物や募金を贈呈するパープルタウンの岸田寛昭社長(左)=2010年6月10日、倉吉市

 【概要】巨人、阪神のエースとして活躍した元プロ野球選手の小林繁氏。45年前、「空白の一日」をめぐる大騒動の中、阪神に移籍した。〝悲運のエース〟と呼ばれた小林投手は移籍1年目に22勝を挙げ最多勝のタイトルを獲得する。2010年、57歳で急逝した小林氏の追悼展が倉吉市で開催された。母校の鳥取育英高(旧由良育英高)野球部OB会などが主催したものだ。

 2023年のプロ野球日本シリーズ。阪神がオリックスとの〝関西対決〟を制し、38年ぶりの日本一に輝いた。

 鳥取県内の〝虎党〟も1985年以来2度目の「アレのアレ」に歓喜。〝暗黒時代〟も応援を続けたファンには最高の年となった。

 阪神タイガースで何を連想するか―。「江川事件」で理不尽にも、巨人から阪神にトレードされた小林繁投手を思い起こす人も多いのではないか。

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