音楽と映像で昔話の世界へいざなう 三朝町で「おはなし会」

 第15回ふるさと昔ばなし「音楽と映像で楽しむおはなし会」(日本海新聞三朝販売所、みささ語り部の会主催)が19日、三朝町総合文化ホールで開かれた。地域に伝わる物語や講談風の語りなど多彩なプログラムが、来場者を昔話の世界へいざなった。

 日本海新聞販売店による地域貢献事業の一環で、町制70周年を記念する祝賀行事として実施した。4部構成の第1部として上演された「三朝温泉物語」では、源義朝の家臣の大久保左馬之祐が三徳山を訪れ、白いオオカミの導きで三朝温泉を見つけたとされる白狼(はくろう)伝説を出演者が情感豊かに熱演。講談風に語られる左馬之祐の物語やオカリナとギターの演奏も披露された。来場者はユニークな場面で思わず笑い声を上げるなど、熱心に耳を傾けた。

 同町久原の向井美江さん(74)は「知っている話もあって楽しかった。オカリナ演奏も良かった」と満足そうな様子だった。語り部の会の谷本ホヅミ会長は「準備は大変だったが、これからも昔話を掘り起こして伝えて行きたい」と話した。

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