2月14日のバレンタインデーを控え、米子市角盤町1丁目のJU米子高島屋に22日、特設コーナーが開設された。原料のカカオの価格高騰もあり、今年は焼き菓子など、さまざまな素材を組み合わせた商品が目立つ。同店では消費者の好みに合った「推しチョコ」を選んでもらおうと、豊富な品ぞろえで商戦に臨む。
同店4階の会場には期間中、国内外合わせて135のブランドによる、さまざまな趣向を凝らした商品が用意され、初日から多くの買い物客が訪れた。
店頭にはスペイン・バスク地方特産の塩や白ワインを用いたチョコレートなど海外産の商品や有名パティシエによるコラボ商品といった、この時期ならではの高級チョコも並ぶ。
一方、カカオ価格の高騰や円安などを背景に、商品の価格は昨年よりも15~20%値上がりしており、価格も2500円~3千円が中心だという。
同店によると、今年は焼き菓子やサツマイモなど他の素材と組み合わせた商品も目立ち、その分、選択の幅も広がっているという。奥田和明バイヤーは「好みは年々多様化している。さまざまな商品の中から自分に合った“推しチョコ”を選んでもらえれば」と話す。