クレパスの特長生かし名画模写 日南町美術館で大人のための教室展

 日南町美術館(同町霞(かすみ))で「大人のためのクレパス画教室作品展」が開かれている。クレパス独特のしっとりとした質感を生かした色彩豊かな作品が来場者を楽しませている。12月3日まで。

 クレパスを開発したサクラクレパス(大阪市)の創始者、佐武林蔵さん(1886~1968年)が同町出身だった縁で、同館では2001年からクレパス画教室を開催。これまでに延べ944人が受講した。

 会場には、マスターコースの受講生が描いた名画の模写など約50点を展示。マチスやルノワール、ゴッホなどの作品をクレパスの鮮明な色彩で際立たせたり、重ね塗りで油絵のような重厚感を出したりして表現している。

 浅田裕子主任学芸員は「クレパスは子どもの画材と言われるが、さまざまな表現が可能で大人でも楽しめる。クレパスのイメージが変わると思う」と来場を呼びかけた。

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