【戦後78年】消えた街、記憶に向き合う

戦災者の住宅、展覧会 仙台、最後の1軒解体の年

  •  公園となった「追廻地区」の跡地に立つ記念碑=仙台市
  •  仙台市「追廻地区」の路地を駆ける子どもたち=1955年ごろ(小野幹氏撮影)
  •  「追廻地区」の展覧会に展示されている、住民らがワークショップで作った灯籠=仙台市
  •  「せんだいメディアテーク」で開かれている「追廻地区」の展覧会=仙台市
  •  1997年(上)と今年6月の仙台市「追廻地区」。緑化計画で住民らは立ち退きを求められ、跡地は公園になった(中嶋忠一氏撮影)

 仙台市中心部に「追廻地区」という街があった。終戦後、戦争被災者のための応急住宅がつくられ、人々が定住し、最大時約4千人が暮らした。市は緑化のため立ち退きを求め、最後の1軒が今春、取り壊された。市の公...

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