大山町でミニ四駆GP 全国規模のリモートレース 町在住 山上さん企画・運営

 大山町加茂在住の山上環さんの企画・運営で、全国規模のミニ四駆の大会「リモートミニ四駆グランプリ」が、同町で継続開催されている。出場者が自分の作ったミニ四駆を郵送して町に届け、大会運営スタッフがコースを走らせ、その模様をネット配信するという大会で、年間5、6レース行われている。

 この日は、同町加茂の地域自主組織なわのわで、歴代の大会チャンピオンが集まる「KING杯」と女性レーサー限定の「Qeen(キュイーン)杯」が、開かれた。

 KING杯は、北海道から大分県まで全国各地から届けられた9台と、キュイーン杯の優勝車を含めた10台のマシンが出場。キュイーン杯は全国から13台が参加した。

 KING杯を手にしたのは地元、米子市淀江町出身の奥大地さん(35)。「大会でタイトルを取ったのは今日で3回目だが、これまでの賞より格段にうれしい」と笑顔で話した。

 山上さんは今後、昆虫をモチーフにした車体限定のレースや芝や水上など、特殊なコースを取り入れることを企画。大会への構想は尽きない。

 また、ミニ四駆を通して交流の輪を広げたいという山上さんは今夏、広島県呉市の高齢者施設でミニ四駆体験会を実施した。職員やお年寄りから大好評を得て、12月8日に第2回大会の開催が決定している。

 山上さんは「リモートレースを通して地域を超えた全国に仲間をつくったり、地元のPRをしたりして、勝ち負け以外に楽しむ要素を加えています。次回は沖縄でレースを開催しようと思っています。高齢者施設でもミニ四駆企画を継続していきます」と夢を語る。

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