-制作のきっかけは。
基は保育士時代に作った「あそび歌」で、子どもたちが毎日のように踊って歌って遊んでいました。そんな歌が絵本になればもっともっと面白いだろうと思い、制作を始めました。「ぴったんこ」(鈴木出版)という絵本もあそび歌からできています。子どもたちが発した面白い言葉や夢中になっている遊びに曲を付けたオリジナルのあそび歌は100曲を超えます。
-制作過程で大切にしていることは。
子どもたちに楽しんでもらえることはもちろんですが、いろんなことをたくさん調べて描くようにしています。作中に出てくる「おおたかまる」は、近所を飛んでいた鳥をモデルにしています。初めは近くを飛んでいるトンビを描いていましたが、ある時いつもと違う鳥がアトリエから見える木にとまり、僕の方をのぞき込んでいるように見えました。「あれ? トンビじゃないな」と写真を撮り、鳥に詳しい知り合いに見てもらうとオオタカだと。これは良い出合いだと直感し、そこから出版社に変更が間に合うか連絡を取り、オオタカの翼の広げ方や生態を調べて描き直して「おおたかまる」が生まれました。
-コンクールにチャレンジする子どもたちへメッセージを。
絵本を読んで、絵本から飛び出し、みんなも忍者になって、踊ったり変身したりして楽しんでもらえるとうれしいです。
9年勤めた保育園を退職後、故郷の三重県を拠点に活動開始。2014年「バナナをもって」(クレヨンハウス)で絵本作家デビュー。絵本やあそび歌などの制作のほか、保育養成校非常勤講師やテレビ出演、各地でのワークショップ開催など保育や子どもに関わる活動を行う。
◆内容 課題図書を読み、絵てがみまたは感想文を書いて応募する。各部門1人1点
◆応募方法 所定の応募票に必要事項を記入して作品に添付し、〒682-8505、日本海新聞中部本社ビジネス支援課「読書コンクール」係へ郵送または持参する
◆締め切り 2024年1月19日(金)必着※詳しくはホームページをご覧ください。
主 催 鳥取県学校図書館協議会
新日本海新聞社
特別協賛 鳥取銀行