「とてもおいしい」とアピール 北栄ドリーム農場でイチゴの出荷

 北栄町とJA鳥取中央が出資してイチゴを栽培している「北栄ドリーム農場」(同町西園)で、出荷が始まっている。5日は町地域おこし協力隊員ら8人が、真っ赤に色づいた「紅ほっぺ」と鳥取県オリジナル品種「とっておき」を計約100キロ収穫。クリスマスに向け、出荷が本格化する。

 同農場がイチゴ栽培を始めて今年で9期目。栽培面積は昨年同様、「紅ほっぺ」を23棟(77アール、約5万株)、「とっておき」を2棟(6アール、約3700株)で栽培。一二三満雄場長(72)によると、夏以降の高温で苗づくりや苗植えに苦労したが、糖度もあり、生育状況は昨年並みという。

 将来、イチゴを栽培したいと11月に着任した町地域おこし協力隊の山田ゆき乃さん(20)は、赤くなった「紅ほっぺ」を傷つけないよう一つ一つ丁寧にもぎながら「みずみずしくて甘さがあり、とてもおいしい」とアピールした。

 出荷先は菓子メーカーの不二家や県内市場が中心。最盛期は3~4月で、出荷は6月上旬まで続く。今期は生産量33トン、販売金額5千万円を見込む。3月から、イチゴ狩りができる観光農園をオープンする。

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