ふるさと納税返礼品に「扇形車庫」見学ツアー 米子市、初のJR施設活用 きょうから受け付け開始

 米子市とJR山陰支社、日本旅行は7日、同市目久美町の後藤総合車両所運用検修センターにある「扇形車庫」(旧米子機関区車庫)の見学ツアーを同市ふるさと納税の返礼品に加えると発表した。「鉄道のまち」として発展してきた同市で、JRの施設を活用した返礼品は初めて。車庫内の見学のほか、ディーゼル機関車の運転席に入れるプランもあり、8日から受け付けを開始する。

 扇形車庫は、車両の前後方向を変えるための転車台を中心に備えた扇形の車両格納庫。同センターでは1902年の山陰鉄道開業時に建設された「く形れんが造り車庫」を55年3月に改築し、現在も車両の留置や検査修繕に使っている。

 見学ツアーは、寄付金15万円(定員5人)と7万5千円(同10人)の2プラン。米子駅に集合し、扇形車庫に移動して車庫内や機関車の入れ替え作業を見学。15万円のプランでは機関車の運転席に入る体験も含まれる。見学日は2月25日と3月23日のいずれかで、ホテルの宿泊料も含まれる。

 市経済部の石田晃次長は「『鉄道のまち』をアピールする中で、JRとの連携はありがたい」と強調。同支社の大東幸治課長は「今後も米子市と連携しながら商品開発を通じて市の発展に貢献したい」と話した。

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