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漫画家の登竜門と称されたアパート「トキワ荘」で暮らした2人の漫画家を特集する企画展「ふたりの絆 石ノ森章太郎と赤塚不二夫」が東京都豊島区のトキワ荘マンガミュージアムで開かれている。
「サイボーグ009」「仮面ライダー」の石ノ森さん(1938~98年)と、「おそ松くん」「天才バカボン」の赤塚さん(35~2008年)は、デビュー前からの40年以上にわたる親友だった。2人の出会いから、切磋琢磨して過ごしたトキワ荘時代を中心に、計76点の資料で振り返る。
「未完成交響楽」(石ノ森さん)、「ダイヤモンド島」(赤塚さん)といったデビュー前の習作原稿や、2人が参加した肉筆同人誌「墨汁一滴」、いずみあすか名義の合作など貴重な資料がずらり。トキワ荘が取り壊された際に、赤塚さんが持ち帰った「トキワ荘の蛇口」も展示している。
内覧会に、トキワ荘で暮らし、3人で合作を手がけたこともある漫画家の水野英子さんが駆け付けた。「赤塚さんは、石ノ森さんの世話をよく焼いていました。全くタイプが違うのに、本当に気が合っていた」と思い出を語った。
24年3月24日まで。休館日は月曜(...