【東京ウオッチ】クリスマス気分あふれる街で、世界の美しさに気づく―蜷川実花さんが大規模展覧会

いまのTokyoをつかむイベント情報(16日~24日)

  •  蜷川実花さん展覧会の映像インスタレーション「Flashing before our eyes」(提供写真)
  •  展覧会の開催中にレストランで提供される、蜷川実花さんの代表的モチーフの花をイメージしたフランボワーズのパルフェ(提供写真)
  •  クリスマス恒例のイベント「WHITE KITTE」に登場のツリー=東京・丸の内(提供写真)
  •  「シャネル」のクリスマスシーズンの体験型イベント会場=東京・原宿((C)CHANEL)
  •  英国のライフスタイルブランド「ジョー マローン ロンドン」のポップアップイベントのイメージ画像。右が英国のクリスマス伝統焼き菓子のキャラクター「ジンジャーブレッドマン」(提供写真)

 ◎今週の一推しイベント

 【16日(土)】

 ▽「展覧会『蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠』」(~2024年2月25日、港区・TOKYO NODE GALLERY A/B/C)

 写真家、映画監督として幅広く活躍する蜷川実花さんの過去最大規模の展覧会が、虎ノ門で開催されている。

 近年はデータサイエンティスト宮田裕章さんらとクリエーティブチーム「EiM(エイム)」を編成、その活動の集大成ともなる。建築家の藤本壮介さんらをゲストアーティストに迎えて、映像インスタレーションや立体展示など新作11点を制作。広大なギャラリースペースで展開している。

 注目は、ドーム型空間で金魚や都市の風景、空などのダイナミックな景色を次々と眺められる「Flashing before our eyes」。鑑賞者は自分が作品の一部となるような没入感を味わえる。作品モチーフの映像はCGを使わず、全て現実を撮影して切り取ったものだ。庭園のようなエリアに色とりどりの花があふれる「Intersecting Future 蝶の舞う景色」も華やか。

 蜷川さんは「自分の経験値や感覚を集結させた。視点...

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