県展出品の大作も 倉吉で古澤さん「染織展」

 日展会友で倉吉市の染織家、ありのみ工房の古澤順子さんの「染織展」が、同市宮川町のコミュニティプラザ百花堂で開かれている。県展出品の大作のほか、セーターやショール、バッグ、ブラウスなど手染めの糸で織った独創的な作品が来場者の目を楽しませている。19日まで。

 大作は、沖縄県の石垣島の海中を表した「熱帯魚たち」と、波と海のシリーズ「風浪(ふうろう)」の2作品で、京都・西陣の帯の織り方だという。フェルト製のストールやバッグは暖かそうで、この時季にぴったりな作品。会場には約60点の作品が並んでいる。

 同施設での作品展は、今展で40回を数える。古澤さんは「長くやろうと決めていたわけではないけど、一生懸命に織ってきた。周囲に支えられているおかげ」と話した。会場は作品を一目見ようと訪れた人たちでにぎわっている。

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