自民党総裁選(27日投開票)の立候補者9人による所信表明演説会が20日、松江市のくにびきメッセで行われ、各候補が主張を繰り広げた。過疎化や高齢化が急進する地方の課題を念頭に、雇用創出や地域振興、人口減少対策など地方創生を軸に熱弁を振るった。
地方創生に関して口火を切ったのは、2番目に登壇した石破茂元幹事長(衆院鳥取1区)。島根県の出生率が全国3位、鳥取県は10位とした上で「若い女性がとどまってくれる地方とは何だ?」と、人口減少の本質が「少母化」にあるとする持論を述べ、地方での若者定着に向けた施策の推進を訴えた。