日用使い中心に国造焼ずらり 倉吉で山本花野子作品展

 倉吉市の国造焼、山本花野子さん(39)の作品展が同市新町1丁目の民芸画廊で開かれている。薄いグリーンや黄色の釉薬(ゆうやく)と鳥文、草文が施された器や花入れ、キャンドルホルダーなど約250点が並び、来場者の目を楽しませている。20日まで。

 山本さんは、2007年から同窯元3代目の父、故浩彩さんに師事し、作陶を始めた。山本さんの個展は17年の鳥取市内での開催以来で、同ギャラリーでは10年7月に浩彩さんと兄の佳靖さん(41)との親子3人展以来13年ぶり。

 浩彩さんからは「自分の作りたいものを作りなさい」と言われ、「使っていて見た目に楽しめるものがいい」と日用使いの器を中心に制作している。

 外側は白色に鳥や草の模様、イッチンという技法で虹を施し、内側はグリーンというのが山本さんの特徴。スープ皿やカップには黄色の釉薬も使い、温かみも出した。山本さんは「冬に使いたいと思えるようなものを作ったので、見に来てもらえれば」と話した。

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