IB教育の理解深める 倉吉東高など 住民対象に説明会

 国際バカロレア(IB)認定校で来年度から本格的にIB教育を実施する倉吉東高(倉吉市)とIB機構は、地域住民を対象にした説明会を倉吉交流プラザで開いた。参加者は講演と座談会を通じて、IB教育への理解を深めた。

 説明会は、地域住民や小中学生の保護者にIB教育について知ってもらおうと開いた。

 座談会では、IB教育の導入について同校の福光浩校長が「各校の魅力化が求められる中、倉吉東高と親和性の高い教育システムだと判断した」と説明。子どもが1期生になるという保護者代表の木藤隆親さんは「授業の様子や子どもの変化を見て、魅力を実感できれば」と期待した。

 IB教育は、探究学習で地域とも関わる。地域代表の深谷晋一さんは「生徒はもちろん、周囲の大人や地域も成長することで新たな課題が見つかり、また成長する。結果として、まちの成長につながるのかもしれない」と展望。保護者代表の大西慶祐さんは「親としてどんな応援ができるか分からないが、できる限り応援したい。地域の皆さんにも温かく見守ってほしい」と呼びかけた。

 講演では、同機構職員の黒川礼子さんが高校2~3年生が受講するディプロマプログラムを中心に、IB教育について紹介した。(岡野耕次)

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