門松作り、次世代ともに 鳥取城跡・中ノ御門表門

 復元工事が進む鳥取城跡(鳥取市東町2丁目)の正面玄関に当たる中ノ御門表門に19日、正月用の門松やしめ縄が飾り付けられた。資料の残る江戸城と名古屋城の飾り方を参考に、地元の高校生らが専門業者の助言を受けながら設置した。来年1月8日まで見ることができる。

 鳥取城跡に興味をもってもらい、次世代に継承しようと鳥取市が昨年から実施。今年は、市内で唯一造園を学ぶコースがある鳥取湖陵高に依頼し、環境緑化コースの2年生10人が参加した。

 生徒らは、鳥取城跡で石垣の復元工事に携わる川本造園(同市鹿野町今市)の石工職人6人から、竹の切り方や縄を梅の花の形に編んだ「梅飾り」の作り方を学び、門松づくりに挑戦。ササの葉や梅飾りを丁寧に添えて完成させ、表門入り口にはしめ縄も飾った。

 山ケ鼻理心さん(17)は「飾り作りが難しかったが、立派なものができたと思う。いい年を越せるようぜひ見に来てほしい」と話した。

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