「カニ様」の恩恵に感謝 カニ感謝祭、4年ぶり復活

 神様ならぬ「カニ様」の恩恵に感謝し、豊漁と観光振興を祈願する「カニ感謝祭」が14日、境港市内であった。カニを満載したリヤカーや妖怪の着ぐるみが街を練り歩くパレードを、4年ぶりに復活。水木しげるロードで500円以上の買い物をした先着300人に、ベニズワイガニ1枚がプレゼントされたほか、カニ汁も振る舞われ、にぎやかに〝カニのまち〟を盛り上げた。

 今年で21回目。官民でつくる「境港カニ水揚げ日本一PR実行委員会」が主催した。水木しげる記念館前で行われた式典で、実行委員会の越河彰統会長(61)が「境港はカニの水揚げ量が日本一だが、全国的に見ると認知度はまだ低い。皆さんにはぜひとも他県の知り合いの方へ境港のカニをPRしてほしい」とあいさつした。

 関係者がベニズワイガニ約100枚を載せたリヤカーを引き、一般参加者と共に妖怪神社までパレード。沿道の観光客に〝カニ水揚げ日本一〟をアピールした。「ゲゲゲの鬼太郎」の着ぐるみや関係者がズワイガニとベニズワイガニを同神社に奉納し、豊漁を祈願した。

 いとこ同士でねこ娘のコスチュームで参加した武良音初さん(6)=米子市皆生温泉4丁目=と、武良唯禾さん(4)=境港市新屋町=は「鬼太郎音頭を一緒に踊れて楽しかった。カニもおいしそう」と笑顔で話した。

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