開館からの変遷たどる 山陰歴史館で企画展

 山陰歴史館(米子市中町)の歴史を振り返る企画展「山陰歴史館の記憶」が、同館で開かれている。開館当初や、一時閉鎖から復活開館した際の同館の写真や関連資料計84点を展示している。21日まで。火曜休館。観覧料300円。

 同館は、同市淀江町(旧淀江町)にあった山陰徴古館の資料が市に寄贈されたことを契機に、現在の湊山公園(同市西町)の日本庭園付近にあった米子商品陳列場に1940年に開館した。

 太平洋戦争末期の45年、米子医学専門学校に建物を譲るため一時閉鎖したが、53年に米子城跡内(同市久米町)に移築した武家屋敷「旧小原家長屋門」で復活開館を遂げた。当時の施設が手狭だったことから、84年に旧米子市役所の建物を使い現在の場所に移った。

 企画展は同館の復活開館70年を記念して開催。建物の写真や資料、当時のポスターなどを展示し、建物の変遷とともに同館の歴史を紹介している。

 笹尾庸嵩主任学芸員は「長屋門時代を知っている人には当時を懐かしんでもらい、若い世代には施設の歴史を知ってもらいたい」と来館を呼びかけた。

 18、20日には学芸員と回る館内ツアーを開く。

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