小中学生が義援金 生徒発案、280万円集まる 能登半島地震被災地へ

 能登半島地震の被災者を支援しようと、米子市と日吉津村の小中学生が23日、募金を呼びかけて集めた義援金を米子市教委に託した。米子市と日吉津村の小学校24校と同市の公立中学校11校で集まった義援金は279万9120円。義援金は市教委が石川県の義援金口座に直接振り込んだ。

 募金の呼びかけは市内の中学校で生徒の発案により始まった。中学校から校区内の小学校に呼びかけられ、市内全域に波及した。

 23日には、児童生徒を代表して加茂中の生徒2人と住吉小の児童3人が市教委事務局を訪れ、浦林実教育長に義援金を手渡した。加茂中では16~18日、生徒が玄関前に立って生徒や教諭に協力を呼びかけ、住吉小では15~18日に担当の児童が各クラスを回って義援金を集めたという。浦林教育長は「皆さんが心を一つにして集めた義援金をしっかりと温かい気持ちを被災者に届けたい」と感謝した。

 加茂中2年の増田悠煌人(ゆきと)さん(14)は「少しでも生活に困っている被災者の力になれば」と話した。住吉小6年の竹信穂乃花さん(12)は「募金を通じて被災した子どもたちの気持ちに寄り添えたら」と話した。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事