「できることを、少しでも」 能登地震 義援金協力呼びかけ 鳥大付属中生徒 

 能登半島地震の被災者を支援しようと、鳥大付属中(鳥取市湖山町南4丁目)の生徒が1月29日、登校中の生徒や職員に義援金の協力を呼びかけた。9日まで行う予定で、発案者の田村萌梨さん(14)=2年=は「同じ国民として被災者と一緒に乗り越えていきたい」と力を込める。

 田村さんは、連日の地震の報道で同世代が被災しているのを見て「直接の支援は難しいけど、みんなで義援金を集めることはできるのでは」と考え、担任や生徒会に提案した。

 この日は田村さんや生徒会、福祉委員会など計6人の生徒が午前8時前から玄関に立ち、元気よくあいさつしながら協力を呼びかけた。「ぼくたちでもできることを、少しでもやっていきませんか?」などと書かれた手作りのポスターも持ってアピールした。

 同校では、トルコ・シリア地震の際にも募金活動を行った経験がある。生徒会長の角野絢音さん(14)=2年=は「今困っている人々の助けに少しでもなれたらと思う。人助けの活動を学校の伝統にしていきたい」と話した。

 義援金は県庁、日本赤十字社を通じて被災地に送られる。

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