ジェンダー平等や防災対策 探究成果を披露 境高が学習発表会

 境高(境港市上道町)の生徒たちによる、総合的探究の時間(境考学)の学習成果発表会が、近くの市民交流センターで開かれた。学習に協力した地域の人たちも招かれ、校内発表会で選抜された13グループが成果を披露した。

 1年生は、持続可能な開発目標(SDGs)の中からテーマを選び、自分たちができることを提案した。ジェンダー平等を取り上げたグループは制服選択制や多目的トイレの増設、気象変動問題を考えたグループは校内の中庭の池にササバモを植えるブルーカーボンの取り組みを提案した。

 2、3年生は暮らし、災害、観光など市の課題や魅力発信をテーマに発表。災害を取り上げたグループは校内アンケートから津波・洪水のハザードマップの認知度が低いと指摘し、緊急時に観光客も利用できるよう、水木ロードなどにハザードマップにアクセスできるQRコードを掲示するアイデアを提案した。

 教師数の減少について、中学生や教師のアンケートや動画制作を通し改善策にアプローチしたグループも。それぞれプレゼンテーションにも工夫を凝らし、会場からの質問にも応じていた。

(久保田恭子)

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