8日の国際女性デーに合わせ、新日本海新聞社は鳥取県内の本紙インターネット会員を対象に「男女格差(ジェンダー・ギャップ)」に関する意識調査を行った。回答者の85・54%がジェンダー・ギャップへの認識を示し、社会的性差への関心の高さを裏付けた。女性のキャリア形成や社会進出、家庭での男女の平等な役割分担についても肯定的な回答が多い。男女平等の実現に向けて理解が進む一方、社会や家庭での“男性優位”は変わらず、認識と現実との乖離(かいり)が浮き彫りになった。(真田透)
県内の状況を踏まえ「女性が会社などで働く上で男女の地位は平等か」との問いに、17・35%が「男性が非常に優遇」、60・51%が「どちらかと言えば男性優遇」とし、約8割が女性の職場や社会での活躍にはいまだ多くの障壁が残っているとの認識を示した。