男女問わず誰でも オールジェンダートイレ 鳥取銀行本店に設置

 鳥取銀行は鳥取市永楽温泉町の本店に、男女問わず誰でも利用できる「オールジェンダートイレ」を新たに設置した。性自認に沿わないトイレの利用を余儀なくされる人への配慮。今後、他拠点でも店舗や設備の更新に合わせて設置を検討していく。

 本店3階のこれまで男女別のトイレしかなかった場所に、障害者や高齢者、子ども連れの人たちも使いやすい、バリアフリーのトイレとして整備した。入り口に親子連れなどさまざまな人に対応していることを示す看板を掲示し、どのトイレを利用するか分かりにくくするための目隠しの仕切りも新設した。

 同行では、昨年10月に建て替えオープンした津山支店でオールジェンダートイレを初めて設置。今後は本店営業部、米子営業部、赤碕出張所でも、既存の多機能トイレをオールジェンダートイレとして表示の変更を進めるほか、5月開設予定の鳥取西支店など、新たな拠点整備の際には設置を検討する。

 同行ダイバーシティー推進室の松浦優子室長は「生物学的な性と自認する性が一致しない人が不便を感じることがないよう、対応していきたい」と話している。

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