鳥取市青谷町吉川の青谷かみじち史跡公園が24日、いよいよオープンする。重要文化財棟とガイダンス棟の2棟で構成する展示ガイダンス施設と、当時の湿地や水田などを再現した自然景観体感地区が公開される。このうち“弥生の美術館”をテーマに整備した重要文化財棟は、青谷上寺地遺跡で出土した数々の重要文化財を展示。出土した土器や木工製品の技術の高さや美しさを発信する拠点とする。
重要文化財棟は、同遺跡でこれまでに発掘された重要文化財が展示される重要文化財展示室と、企画展示室で構成される。
重要文化財展示室は、ヒスイが使われた装飾具、鮮やかな彩色の器台、細かな模様が描かれた木工製品など25点が、美術館の工芸品のように、一つずつガラスケースに入れられている。