死者2000人超、昭和最悪の火災「函館大火」の空撮写真が「極秘」とされた特殊事情

戦争中でないのになぜ?謎を解く鍵は「タブーの山」

  •  函館大火で市内の寺に避難した人々=函館市中央図書館所蔵
  •  右端の「ロ」の印は函館湾方面、右上の「ホ」は立待岬方向。上方は津軽海峡=防衛研究所戦史研究センター所蔵
  •  旧海軍が作成した手書きの地図。数字と矢印で撮影地点と方向を示している=防衛研究所戦史研究センター所蔵
  •  函館山から見下ろした函館市街地=3月14日
  •  函館大火について説明する郷土史家の中尾仁彦さん=2月27日

 90年前の1934年3月、北海道で函館大火という惨事があった。明治以降の火災としては、震災や戦災を除いて国内で最大規模とされる。被害の様子を収めた航空写真が、旧日本海軍によって「極秘」とされ、現在は...

残り 2139 文字
このページは会員限定コンテンツです。
会員登録すると続きをご覧いただけます。
無料会員に登録する
会員プランを見る
会員登録済みの方
この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事