動き出す原発-島根2号機再稼働を前に(1)広域住民避難計画<上> 訓練も尽きぬ懸念 問われる実効性

  • 避難訓練でバスに乗り込む境港市の住民=16日、鳥取県境港市湊町

 中国電力島根原発(松江市鹿島町)の重大事故を想定し、鳥取、島根両県や原発から30キロ圏の6市などが16日に実施した原子力防災訓練。市全域が30キロ圏に入る鳥取県境港市では、約80人の住民がバスやマイカーなどで避難訓練に参加した。

 同市幸神町の松本拓さん(69)は「万一の場合、手荷物が制限されるバスでの避難は難しい。車以外に選択肢はない」とマイカーによる避難訓練に公募した。事故が起こった場合、避難の手段は9割がマイカーと見込まれる。

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