近年、クレジットカードの不正利用被害が急増しています。また、SMS(ショートメッセージサービス)やメールでのフィッシング詐欺に関する相談も引き続き多く寄せられています。
事業者や公的機関などがSMSやメールを通じて、いきなりクレジットカード番号の入力を求めることはありません。日頃利用している事業者等からのSMSやメールでも、まずフィッシングを疑い、ID・パスワード、クレジットカード番号等は絶対に入力しないでください。
また、日ごろからご利用明細をよくご確認いただき、身に覚えのない請求があった場合はすぐにカード会社に連絡しましょう。
●相談事例
・宅配業者をかたったメールを信用してクレジットカード情報を入力してしまった
・クレジットカード会社をかたるメールを信用してクレジットカード番号を入力してしまった
・銀行をかたるSMSを信用して口座番号や暗証番号を入力してしまった
●消費者へのアドバイス
○日頃利用している事業者や公的機関などからのSMSやメールを見るときでも、まずフィッシング詐欺を疑い、記載されているリンクにはアクセスせず、以下の点を心がけましょう
・事前にブックマークした正規のサイトや、正規のアプリからアクセスする。
・事前のブックマークがない場合や、少しでも不安に思う点があれば、事業者等の正規のサイトでフィッシング詐欺に関する情報がないか確認する。
・もしメールのリンク先にアクセスしても、安易にクレジットカード番号を入力しない。
○フィッシングサイトに情報を入力してしまったら、すぐに以下の対応をしましょう
・同じID・パスワード等を使い回しているサービスを含め、すぐに変更する。
・クレジットカード会社や金融機関などに連絡する。
○日頃から対策をしておきましょう
・セキュリティソフトや携帯電話会社の対策サービス等を活用する。
・ID・パスワードの使い回しをしない。
・クレジットカードやキャリア決済、インターネットバンキングの利用明細はこまめに確認する。
・あわせて、利用限度額を確認し必要最低限の金額に設定する。
詳しくは、消費者庁・国民生活センターのホームページをご覧ください。
○消費者庁
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/caution/caution_039
○国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20241119_2.html
困ったとき、不安に思ったときは、身近な消費生活相談窓口につながる消費者ホットライン「188」にご相談ください。
また、国民生活センターのホームページ「消費者トラブルFAQ」では、消費者トラブルの対処法を紹介しています。
https://www.faq.kokusen.go.jp/?site_domain=default
情報発信:鳥取県消費生活センター