「洞窟」と呼ばれる世界初の「核のごみ」最終処分場、建設現場を記者が歩いた

フィンランド、地下深く放射線の影響がなくなるまで「10万年」眠らせる

  •  フィンランド・オルキルオト島にある高レベル放射性廃棄物の処分場「オンカロ」のトンネル内部=2月28日(共同)
  •  フィンランド・オルキルオト島の地図
  •  フィンランドのオルキルオト原発。三つの原子炉建屋が並ぶ。左奥は使用済み核燃料の中間貯蔵施設=2月28日(共同)
  •  フィンランド・オルキルオト島の高レベル放射性廃棄物の最終処分場「オンカロ」の最終予想図(ポシバ社提供・共同)
  •  使用済み核燃料が埋められる予定のトンネルで事業計画を説明するポシバ社の地球物理学者トミー・ピルティッサロさん=2月28日、フィンランド・オルキルオト島(共同)

 むき出しとなったごつごつした黒っぽい岩盤を頭上の蛍光灯が照らし出す。地下約450メートルのトンネル。息苦しさはなく、気温11度で氷点下の地上よりいくぶん暖かく感じる。ここはフィンランド南西部、オルキ...

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