娘と2人、あらがい続ける

とげのない社会求めて【生き抜く】「犯罪被害者遺族」

  •  「ここに来るのは好きじゃない」とつぶやいた寺輪悟。取材のために案内した事件現場で線香を供え手を合わせた=2024年9月、三重県朝日町
  •  犯罪被害者や遺族の支援について考えるシンポジウムで、自らの体験を話す寺輪悟。「どんな人でも被害で受ける苦しみは同じ。支援に格差が生まれてはいけない」=2024年10月、東京都千代田区
  •  博美さんの写真などが飾られた部屋で、インタビューの合間に一瞬の笑顔を見せた寺輪悟=2024年9月、三重県四日市市
  •  

 「何かあるって思いたいんだよ。あいつが生まれてきた意味が」。三重県四日市市で運送業を営む寺輪悟(56)が唇をかみ、言葉を詰まらせる。写真の中では制服姿の次女博美=当時(15)=がほほ笑む。2013年...

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