デビュー30周年を迎えた鳥取市出身のプロレスラー、ブラックバファローさん(49)をたたえる記念試合が18日、同市松上の明治小体育館で行われ、「高校まで過ごした鳥取での生活が人生の基礎になった」と地元の支えに感謝した。
プロレスを通じて明治地区の子どもたちの健全育成と地域活性化を図る目的で、有志らが主催。児童ら500人が観戦に訪れた。
ブラックバファローさんは1993年に本名でデビュー。30年以上にわたり、大阪プロレスなどで活躍してきた。集まった子どもたちに向け「鳥取の子どもは強い力を持っている。しっかり育ち、県内で頑張るも良し、旅立って挑戦するも良し。すてきな大人になってほしい」と話した。
自身はけがのため対戦しなかったが、大阪プロレスや地元の鳥取だらずプロレスの選手が熱戦を繰り広げた。息子と呼ぶ因幡のバッファローJrさんは、ミサイルキックや膝蹴りなどの迫力ある足技で逆転し、3カウントを奪った。
試合を観戦した同市槙原の加藤志築君(5)は「投げるのがかっこ良かった。マッチョになって強くなりたい」と話した。
リング上で、プロレスラーと子どもたちが前転や筋力トレーニングなどを楽しむ教室なども実施された。