植生豊かな湊山の植物画 市民グループ作品展

 市民グループ「米子城山の植物を愛する仲間」の「チーム野画」(松下順一代表、7人)の作品展が米子市立図書館で開かれている。植生豊かな湊山(同市久米町)の植物を描いた初の作品展。6月2日まで。

 昨年5月からスケッチやペン画を手がける松下代表の指導を受け、40代~70代のメンバーが湊山の植物画に取り組んでいる。

 水彩絵の具や色鉛筆を使って描いた作品約100点を展示。今月上旬にかけて九つの花を咲かせたカザグルマや群生するウラシマソウ、県内では同地でしか見られないトウカイタンポポなど、四季を彩る植物画が並ぶ。現在約37種が確認されているシダの一部も紹介されている。

 12点を出品した同市博労町2丁目の古志由佳子さんは「描くことで植物を細かく観察するようになり、愛情も一層強くなった」と目を細めた。

 松下代表は「城跡整備で湊山の環境は大きく変化している。在来種は消えると元には戻らない。展示を通して湊山への理解を深めてもらえれば」と話した。

 関連して、22日午後2時から花を描くワークショップを同図書館で開く。

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