夏仕様に”衣替え” 倉吉農高生がヒツジの毛刈りに挑戦

 本格的な夏の到来を前に6日、倉吉市国府の倉吉農業高嵐が丘牧場で恒例のヒツジの毛刈りが行われた。生徒らの手によって涼しげな夏仕様に“衣替え”したヒツジたちは、軽くなった体で元気に牧場を駆け回った。

 同校ではヒツジを4頭飼育しており、この日は生物科の1年生10人が2頭の毛刈りに挑戦。生徒らは横たわったヒツジの体に沿ってバリカンを滑らせ、けがをさせないよう慎重な手つきで毛を刈り取っていった。

 星屋美桜さん(16)は「皮膚を傷付けないか怖くて緊張したけど、結構上手に刈れた。羊毛を使ってミニチュアのヒツジを作りたい」と笑顔で話した。

 毛刈りは、熱中症対策と羊毛の活用などを目的に年1回実施。刈り取られた毛は7月に洗い、9月から同市の羊毛作家、千熊美由貴さんの指導を受けながらマスコットやコースターなどの作品に加工する。

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