山陰海岸の絶景 捉える 鳥取で門脇さん写真展

 日本風景写真協会鳥取支部の門脇正八さん(71)=南部町西町=の写真展「山陰海岸にて」が7日、鳥取市片原1丁目の中電ふれあいホールで始まった。四季折々の山陰海岸の絶景を収めた作品57点が来場者を魅了している。10日まで。

 門脇さんは車中泊で全国を回り、道中での風景との“出合い”を楽しみながら写真を撮影。今展では、コロナ禍の3年間で撮影した京都府京丹後市から山口県長門市までの山陰海岸の風景作品を中心に展示している。同市内での個展は初。

 兵庫県豊岡市竹野町切浜で撮影した「波弾(はじ)け」は、悪天候の中、荒々しく岩場に打ち寄せる波を捉えた躍動感あふれる一枚。ほかにも、夕日に照らされ輝く鳴り石の浜や、早朝の鳥取砂丘の風紋など自然が織り成す一瞬の「美」を切り取った作品が並ぶ。

 門脇さんは「山陰海岸の幅広い範囲を撮影しているので、旅行したような気分になってもらえたら」と話している。

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