山陰柴犬の鑑賞会 全国から50匹集合 愛犬家ら交流深める

 国の天然記念物で鳥取県固有の小型犬「山陰柴犬」の鑑賞会が、湯梨浜町宇野の宇野地区公民館駐車場で開かれた。全国各地から愛犬家と山陰柴犬が訪れ、交流を深めた。

 鑑賞会は、山陰柴犬育成会が実施。神奈川県や福岡県など県内外から飼い主約200人と山陰柴犬約50匹が来場したほか、平井伸治知事も駆け付けた。

 参加者は互いの愛犬を見せ合いながら、情報交換するなどして交流。神奈川県から訪れた参加者は「(愛犬の)父親や兄弟にも会えて最高だった。犬を通して多くの人とつながることができるのは、山陰柴犬の魅力の一つだ」と笑顔。福岡県からの参加者は「約7時間半かけて参加した。母犬に会えて幸せだった」と話した。

 同会の尾崎哲会長は「絶滅しかけた山陰柴犬をここまで回復させられたのが一番の喜び。山陰柴犬をもっと知ってもらい、さらに数が増えれば」と期待した。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事