八頭の果樹栽培守れ 希望者相談⇨研修⇨就農⇨独立 担い手確保へ一貫支援

  • 体験会参加者に梨の袋かけを実演する生産者=9日、八頭町徳丸の梨園(県八頭事務所提供)

 柿や梨の果樹栽培が盛んな八頭町で農家の担い手不足を解消しようと、八頭町農業公社が今月、トレーニングファーム制度を創設した。就農相談から研修、就農、独立まで町内で一貫して支援することで、町の基幹産業である果樹栽培の後継者を確保する狙い。現在、第1期研修生を募集している。

 同町は地理的表示(GI)保護制度に登録された「こおげ花御所柿」や県オリジナルブランド「輝太郎」、梨は「二十世紀」や「新甘泉」など、多品種の柿と梨を栽培する有数の産地だが、少子高齢化や後継者不足で生産者は年々減少。2012年に250戸あった柿農家は23年に155戸に、梨農家は同期間で183戸から98戸となった。

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