車いす操作、難しさ実感 鳥取・明徳小4年生が体験

 鳥取市行徳1丁目の明徳小(吉田幸恵校長)で児童による車いす体験が行われ、4年生21人が同市社会福祉協議会の職員の指導を受け、車いすを組み立てたり操作したりした。また、校内を回り、車いすに不都合なバリアーとなる箇所がないか調査して意見を出し合った。

 体験会は明徳地区の社協が同校に提案し、4年生の教育カリキュラムに福祉教育が組み込まれていることから実施された。

 参加した児童は市社協の職員の説明を聞き、車いすを組み立てたり操作したり乗ったりして目線の違いによる気持ちの変化、坂道や段差を通過するときの不安な思いや操作の難しさを体験した。また、座った状態からバスケットボールのシュートに挑戦し、選手のすごさも実感した。

 体験した村上羽菜さんは「乗るのは怖かったけど、すぐ慣れた。操作は、段差の通過や曲がり角が難しかった」と感想を話した。地区社協の福田会長は「子どもは地域の財産。地域の中でみんなが支え合っていくことを学び、今日の体験が今後に生かされたらうれしい」と期待した。

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